県疫学統計・解析委員会は8日、先週(1月31日~2月6日)の新規感染者4344人を基に、1人の感染者から何人に感染が広がったかを示す実効再生産数を推計し、周辺離島を含む本島が0・74、宮古島地域は0・74、八重山地域は0・49になると発表した。県内全体で流行が縮小しており、現状の実効再生産数を維持できれば、20日まで延長となったまん延防止等重点措置の解除基準を期限前に下回る見通しを示した。
新規感染者数は年齢別では10歳未満が最多で、性別では10代と60代を除く年代で女性の割合が大きいという。
1月1日から2月6日までに感染後に亡くなったのは計12人で、70代が3人、80代が1人、90代が8人。感染場所は入所する福祉施設が7人で医療機関2人、家庭1人、不明2人となっている。亡くなった場所は医療機関6人、施設5人、自宅1人。80~90代の計5人が、訪問診療を受けながら施設内でのみとりを選択したという。
今週(7~13日)の新規感染者は2千~3千人、入院患者は今週末までに300~330人と見込んでいる。(嘉陽拓也)
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