沖縄コロナ699人、死亡2人 宮古でクラスター3件(2月11日朝)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は10日、新型コロナウイルスに新たに10歳未満から90歳以上の699人の感染と、患者2人の死亡を確認したと発表した。県内の累計における死亡者数は415人、感染者数は89181人となった。宮古保健所管内の二つの社会福祉施設と医療機関で新たに3件のクラスター(感染者集団)が確認された。

 亡くなったのは豊見城市在住の90代の女性と糸満市在住の90歳以上の女性。いずれも高齢者施設に入居しており、2回のワクチン接種を終えていたという。

 新たに認定された476例目のクラスターは社会福祉施設で発生し、計19人(職員6人、利用者13人)が感染した。477例は医療機関で27人(職員9人、患者18人)、477例も社会福祉施設で17人(職員5人、利用者12人)が発生した。

 糸数公医療技監は新規陽性者の減少が鈍化していることについて「毎日700人ぐらい感染者は出ている。油断すると感染する。今一度感染対策の徹底をお願いしたい」と話した。

 米軍関係は新たにキャンプ・キンザ―や普天間基地などで計55人の陽性者が県に報告された。
 (狩俣悠喜)


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