沖縄県は18日、新たに10歳未満から90代の681人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週と同じ曜日と比較し、2日連続で増加している。クラスター(感染者集団)の速報として12、13の両日に宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟であった現代版組踊「肝高の阿麻和利」の出演者ら計82人が感染したと発表した。糸数公医療技監は「観客にはイベント事務局から連絡がいくが、不安ならPCR検査を受診してほしい」と呼び掛けた。
「肝高の阿麻和利」の公式ホームページによると、17日時点で出演者、関係スタッフの家庭内感染も含めて陽性者は82人、濃厚接触者は36人、自宅待機者は268人となっている。県によると、観客の感染については確認中という。
県内の新規感染者のうち、年代別では10代が128人と最多で、10歳未満が113人、30代が103人だった。入院患者は295人で、病床使用率は45・9%となっている。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は17日時点で262・27と全国24位となった。
感染などによる医療関係者の欠勤は、重点医療機関を含む県全体の病院で計321人だった。
米軍基地関係の感染は50人だった。 (嘉陽拓也)
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