【東京】参院本会議で2日に採択されたロシアによるウクライナ侵略の非難決議を巡り、県関係国会議員の対応が分かれた。参院会派「沖縄の風」の高良鉄美氏は採択を棄権した一方、同会派の伊波洋一氏と自民の比嘉奈津美氏は賛成票を投じた。
高良氏は声明で、「武力行使に抗議することは当然で、その点に異論を挟む余地はない」とした一方で、非難決議に「ウクライナと共に」とある点に対し、「平和憲法を持つ日本が、欧米とは違う立場で、独自にロシア、ウクライナに平和的解決を求める積極的な外交を行うべきだ」と異論を唱えた。
(安里洋輔)
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