国道329号与那原バイパス開通 東海岸の発展に期待 西原―南風原4.2キロ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
全線暫定開通した「国道329号与那原バイパス」=6日午後4時45分ごろ、与那原町与那原(小型無人機で喜瀨守昭撮影)

 与那原町与那原から南風原町与那覇の2・2キロを結ぶ「国道329号与那原バイパス」が、6日午後4時に片側1車線で暫定開通した。既に開通済みの区間を合わせ全長4・2キロ(西原町小那覇から南風原町与那覇)のバイパスが全線暫定開通となった。与那原交差点などの混雑緩和が見込まれる。

【写真】陣地跡や土器、人骨…与那原バイパス建設工事で遺物

 同日に式典が開かれ、沖縄総合事務局南部国道事務所や3町の関係者ら約50人が参加し、テープカットやくす玉の開披などで祝った。

 与那原バイパスは1992年度に事業が始まり、2004年度に着工した。現在は片側1車線のため「暫定開通」としている。将来的には片側2車線となる計画だが時期は未定となっている。

 式典で照屋義実副知事が玉城デニー知事の祝辞を代読し「開通は国道329号の渋滞緩和や、那覇へのアクセス向上に寄与すると考えている」と述べた。3町の町長もそれぞれあいさつし、慢性的な交通渋滞の解消や東海岸の発展を期待した。

 式典後、パトカーを先頭に、関係車両が通り初めを実施した。
 (照屋大哲)


【関連ニュース】

▼国道58号、浦添ー那覇間の全8車線化が大詰め 4月に開通

▼【動画】開通した名護東道路を走ってみた 許田から伊差川までノンストップ

▼着手42年…宜野湾市道11号、やっと開通の経緯は?

▼【動画】北谷の県道24号で陥没、250メートル区間が全面通行止め

▼誰を守る? 歩道側にはないのに基地側にあるガードレール