那覇で5~11歳のコロナワクチン接種始まる 予約埋まらず「様子見も多い」


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ワクチン接種を受ける男の子=12日、那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館

 那覇市人材育成支援センターまーいまーいNahaと牧志駅前ほしぞら公民館で12日、市内の5~11歳を対象に新型コロナウイルスワクチン接種が始まった。1会場1日当たり240人に接種する。

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 ほしぞら公民館では228人が接種した。13日は87人を予定する。予約が埋まらないことについて、市の担当者は「子どもは重症化しにくいと言われる。接種が努力義務でないので、様子見している保護者も多い」と説明した。

 3人の子どもを持つ父親(48)は、長男(11)の付き添いで接種会場を訪れた。接種対象年齢が5歳以上に引き下げられたことを受け「すぐに打たせようと思った」と話す。既に長女(14)も接種済み。副反応を懸念する声もあるが「副反応は熱が主で(ワクチンを)打った方がメリットが多い」と感じている。

 那覇市では6月末ごろまで、毎週土日の午前10時~午後4時まで小児ワクチンの集団接種を実施する。予約は専用ホームページまたはコールセンターまで。(電話)098(993)1292(比嘉璃子)


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