沖縄県は12日、10歳未満から90代の679人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。7日連続で前週の同じ曜日を下回った。6~12日の1週間合計は4493人となり、前週(2月27日~3月5日)の5748人と比べ約22%減少した。
年代別では10代が153人で最多。次いで10歳未満が116人、40代112人、30代92人、20代91人、50代55人と続いた。10代と10歳未満で全体の約40%を占めている。
新規感染者のうち、確定患者との接触が確認されているのは280人。推定感染経路は家庭内191人、友人・知人39人、職場内24人、飲食8人、施設内6人、その他12人だった。残り399人は調査中。
県衛生環境研究所が2月11日~3月7日の感染者48人分の検体をゲノム解析したところ、44検体がオミクロン株だった。4検体は検体量不足などにより判定不能で、感染力が強いとされる同株の派生型「BA・2」は見つからなかった。 米軍関係の感染者は23人と報告があった。(稲福政俊)
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