【粟国】粟国村で村営フェリーの収益に対する消費税などが5年間未払いになっていた件で、村は2月10日に職員3人を懲戒処分した。村議会で8日、山城雅雄氏の質問に村が答えた。
処分されたのは船舶課の前担当職員、前課長、現課長の3人。担当職員は減給10分の2(5カ月間)、前課長は減給10分の1(1カ月間)の処分を受けた。現課長は戒告処分を受けた。
地方公務員法に基づき、村職員分限懲戒審査委員会(委員長・與那城弘明副村長)が処分について審議した。全国的にも同様の事例がほとんどなく、村でも前例がないことから審議に約半年間を要した。
村営フェリーの消費税未払いは2015~19年にかけて発生。関係者によると、北那覇税務署から支払い勧告を受けていたが、担当職員が前課長と現課長に対して支払ったと虚偽の報告をしていたため、発覚しなかったという。
(比嘉璃子)
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