5~11歳の小児への新型コロナワクチンの接種について、琉球新報が沖縄県内41市町村に開始時期や接種方式についてアンケートしたところ、12日に接種が始まった那覇市など県内の計16市町村が3月中の開始を予定していることが分かった。4月には沖縄市や宜野湾市など12市町村で始まる予定。粟国村は4~5月、北大東村は5月で調整しており、11市町村は接種体制の調整などを理由に「未定」とした。
既に接種が始まっているのは他に名護市(11日)や糸満市(16日)、久米島町(5日)など。本島中部では自治体が合同で中部地区医師会と日程を調整している関係で、4月の接種開始が多くなっている。
接種方式については、集団接種会場を設けるのは30市町村。このうち集団接種と医療機関での個別接種を実施するのは16市町村。集団のみが14市町村となっている。
集団接種は「北谷町、嘉手納町、読谷村」「国頭村、大宜味村、東村」など、複数の自治体が相乗りで会場を設置して実施する事例もある。「対象の小児も、接種を希望する保護者も少なかったため、合同でやった方がいいという判断」(東村担当者)などが理由。
北中城村や国頭村は集団接種を基本とするが、基礎疾患があるなど配慮が必要な子には個別接種を案内する方針。
糸満市は医療機関での個別接種のみで対応する。
残り10町村は接種方式を検討中。
(島袋良太まとめ)
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