18歳感染、沖縄で突出 卒業式を境に倍増 先週275人 パーティーや旅行でクラスター


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 7~13日の新型コロナウイルス新規感染者4496人を年齢別にみると、18歳が最多の275人で、他の年齢と比べて突出していることが15日、沖縄県疫学統計・解析委員会の報告で分かった。他の年齢は150人以下にとどまる。保健所の疫学調査によると、高校3年生の卒業パーティーや卒業旅行による集団感染が複数確認された。1日の卒業式を境に18歳の感染者は2倍以上に増えた。

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 県のデータでも18歳の感染急増が示されている。18歳の感染者数(確定値)は卒業式までの2月23日から3月1日は73人だったが、卒業式以降の2~8日は173人に達し、1週間で2.37倍に増えた。

 同委員会は、卒業式を終えた若者に「新たな門出を前に別れを惜しむ時間があったのでは」と理解を示しつつも、大人数での飲食や宿泊は感染リスクがあるため、送別会などの前にはPCR検査などで陰性を確認することを求めている。

 1人の感染者から平均何人に感染するかを示す実効再生産数は周辺離島を含む本島が0.89、宮古が1.07、八重山が0.73で、流行が下げ止まったまま推移しているとした。今週(8~14日)の新規感染者の見通しは4千~6千人、今週末までの入院患者数は200~240人と見込んでいる。
 (嘉陽拓也)


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