沖縄県の玉城デニー知事は17日、県庁で会見を開き、在沖海兵隊が米国疾病予防管理センター(CDC)の基準に照らし、基地内のマスク着用義務を14日に解除していたと明かした。玉城知事は新型コロナウイルスの県内の流行は完全には収束していないとして、米軍に対して基地内外でのマスク着用徹底を要請する方針を示した。
玉城知事は「現在、県民にマスク着用を要請している。沖縄のコミュニティーの一員でもある米軍も、ともに感染防止対策に取り組む必要がある」と述べた。
一方、玉城知事は、感染状況は改善傾向にあるとして、石垣市と竹富町、与那国町の八重山地域に出していた「コロナ感染拡大警報」を予定通り22日で解除するとした。ただ、19日からの3連休中の懇親会などは、改めて「4人以下2時間以内」を徹底することを求めた。(梅田正覚)
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