沖縄県は20日、新たに10歳未満から80代の計677人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週日曜日の574人を103人(前週比17・9%増)上回り、2日連続で前週より増えた。多良間村では小学生17人を含む19人の感染が確認されており、県はクラスター(感染者集団)に該当するかなど詳細を調査している。
多良間村の新規感染者の確認は昨年9月3日以来。ほとんどが軽症で、宮古島市の宿泊施設で療養しているという。県の担当者は「離島は医療体制がぜい弱なので、感染者がゼロであったとしても油断することなく感染対策をとってほしい」と改めて注意を呼び掛けた。
新規感染者の年代別内訳は10代が159人で最多、20代が106人などと続いた。推定感染経路は確定例との接触者が328人で、内訳は家族内219人、友人・知人63人、職場内32人、飲食6人、施設内1人、その他7人。残り349人は調査中となっている。在沖米軍関係の新規感染者は15人だった。
(仲村良太)
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