沖縄県は24日、10歳未満から90代の981人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週木曜日の718人から36・6%の増加となった。県は人出が多くなった「(19日からの)3連休の影響ではないか」との見方を示し、入院患者の増加につながらないか注視する姿勢を示した。
感染増加が続く多良間村では新たに25人が感染した。県の糸数公医療技監は「子どもを中心としたイベントが短期間に多く行われた」ことが感染拡大の要因だと分析した。
感染力がより強いとされるオミクロン株の派生型「BA・2」は、ゲノム解析の結果、今週(3月第4週)新たに5人の感染を確認したことなどが報告され、これまでに20人が確認された。
派生型の感染者は3月の第1週に2人、第2週に3人、第3週に10人(いずれも検査数は96~97検体)と増加傾向が続いている。
県全体の病床使用率は25・5%、重症者用病床使用率(いずれも国基準)は9・5%で、前日より下がった。
(知念征尚)
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