日曜で800人超は1月以来…沖縄で新たに838人感染 20代で増加(3月28日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、10歳未満から90代の838人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の日曜と比べて23・8%増加した。日曜に800人を超えるのは1月23日の955人以来。特に20代の増加が続いており、県は「20代が増えると、家族内感染を通じて高齢者施設まで広がる」傾向があるとして注意を呼び掛けている。

▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況

 年代別は20代が162人で最も多く、10代が133人、30代が128人、40代と10歳未満がともに124人と続いた。

 直近1週間の人口10万人当たり新規陽性者数は330・01人で2日連続で全国ワースト。

 838人のうち推定感染経路が分かっているのは410人。内訳は家庭内が273人、職場内が48人、施設内が11人、友人・知人が59人、飲食が14人、その他が5人。

 病床使用率は前日比0・1ポイント増の24%、重症者用は同1・2ポイント増の10・7%で、ともに微増。

 米軍関係は16人の報告があり、全員が嘉手納基地だった。

 新型コロナに感染したり、濃厚接触者になったりして欠勤している医療従事者の数は重点医療機関で222人、その他の医療機関で118人で、合計340人。前日より2人増えた。

 県感染症対策課の嘉数広樹課長は先週から緩やかな増加が続いているとし「歓送迎会や県境をまたいだ人の往来が増える時期となり、感染拡大が懸念される」と述べ、感染対策の徹底を呼び掛けた。 (知念征尚)

 


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