琉球新報社 
沖縄県は12日、10歳未満から90代の1509人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週火曜日と比べ300人増加しているほか、21日連続で前週を上回った。年代別感染者は10歳未満が306人と最多で続いて10代が260人、30代が226人、40代が216人となっている。
入院患者は287人で、県全体の病床使用率は46・1％となっている。圏域別では本島が53・5％、宮古が4・5％、八重山が22・7％だった。入院患者の増加で一般救急の搬送調整も増えていることから、県は医療体制が逼迫（ひっぱく）しているとの認識を示した。
療養中の患者は1万132人と増加しており、感染症総務課の城間敦課長は、県の配食サービスも行き届かなくなる恐れがあるとして、食料品の備蓄を呼び掛けた。
県は1～3月に那覇市内の保育施設や学校、社会福祉施設で起きたクラスター（感染者集団）9例を発表した。クラスターは計610件となる。
米軍関係の感染は71人だった。 （嘉陽拓也）
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