沖縄、自宅療養が最多…県「市販薬の備蓄を」 コロナ感染1530人(4月16日朝)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は15日、10歳未満から90代までの1530人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。自宅療養者は9149人となり、過去最多を更新した。前週の同じ曜日との比較は24日連続で増加しており、累計感染者数は14万人を超えた。医療体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、県は自宅療養時に必要なせき止めや熱冷ましなどの市販薬の準備を呼び掛けた。

 県内の入院患者は309人で病床使用率は48・8%となっている。累計感染者数は14万891人。21カ所の重点医療機関では、感染などにより計354人の医療従事者が欠勤している。県によると、無料PCR検査などで感染が判明した軽症者の受診が増えると、現状で医療体制が逼迫する中、さらに医療負荷が増す。宮里義久感染対策統括監は「入院や受診調整が逼迫しており、症状の重い方を優先せざるを得ない。県民にはせき止めや熱冷ましなど市販薬の備蓄をお願いしたい」と呼び掛けた。

 感染者は年代別で10歳未満が295人と最多で、40代以下の各年代で200人を超えている。感染拡大が続いているため、国と県の調整役として政府から派遣された連絡員(リエゾン)チームは、15日までだった滞在期間を延長した。米軍関係の感染は計62人だった。 (嘉陽拓也)


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