沖縄県は17日、新型コロナウイルスの新規感染者数が1315人だったと発表した。死亡例はなかった。
県全体の病床使用率は54・7%と上昇傾向で、重症者用の病床使用率は13・1%となっている。病床使用率を県域別でみると本島は63・1%と特に高く、宮古は7・6%、八重山は25%となっている。
現在の医療フェーズはレベル5で、病床は633床確保している。
さらにもう1段階上の緊急フェーズになると、900以上の病床確保が必要になるという。
感染者を年代別でみると、10代が265人と最多で、続いて40代が206人、10歳未満が200人、30代が197人となっている。
感染経路で最も多いのが家庭内で440人、職場内は69人、施設内は92人、友人・知人は127人、飲食が5人、その他が17人となっている。
米軍関係の感染者は80人だった。
県の宮里義久感染対策統括監は「医療の逼迫(ひっぱく)を早いうちに解消していかないといけない。どうしても高齢者が入院につながりやすい。清明祭への対応や、高齢者への配慮が必要になる」と話した。
(中村優希)
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