沖縄コロナ575人、1人死亡 県「予断許さず対策を」(4月19日朝)


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 沖縄県は18日、新型コロナウイルスの新規感染者数が575人だったと発表した。前週の月曜日から2人減少した。 県全体の病床使用率は54・3%で前日よりわずかに減った。死亡例は1例報告された。

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 亡くなったのは80代の男性で南城市の高齢者施設で療養していた。3月7日に陽性が確認され、同月18日に亡くなった。

 圏域別の病床使用率を見ると本島が62・5%と特に高くなっている。まん延防止等重点措置の要請について県は「病床使用率をにらみながら判断する」と話した。年代別感染者数は10歳未満が114人で最多となり、次いで40代が99人となっている。感染経路で最も多いのは家庭内で160人。次いで友人・知人が47人だった。

 クラスターは1月5日から3月21日にかけての6件が報告された。宮古保健所管内では男女30人の飲食クラスターがあった。

 米軍関係の新規感染者は38人だった。

 県の宮里義久感染対策統括監は「予断を許さず、引き続き感染対策をとってほしい」と対策の徹底を求めた。 (金盛文香)

 

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