【ちむどんどん第9話】日本じゃないけど「帰国」…本土行きに必要な「渡航証明書」 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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「琉球新報博物館蔵」の日本渡航証明書

 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」21日放送の第9話で、比嘉家4きょうだいの誰かを、東京の親戚に預ける話しが出てきます。母・優子(仲間由紀恵)は結論を出せずに悩みますが、周囲の人々は「渡航証明書」の発行に時間が掛かると、せかします。

 「渡航証明書」とは、「日本渡航証明書」のことで、今でいうパスポートのようなものです。米国統治下の沖縄では、日本に行くために米国民政府の許可が必要でした。沖縄の人は「日本渡航証明書」に入国審査官から、日本に着くと「日本国への帰国を証する」の印鑑をもらい、また、沖縄に帰るときには「日本国からの出国を証する」の印鑑をもらいました。


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