【ちむどんどん第10話】祖先を供養する清明祭(しーみー) 墓前でごちそう、にぎやかに 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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清明祭のごちそう=那覇市の祠堂「仁淵堂」

 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」22日放送の第10話で、東京から沖縄に来た民俗学者・青柳史彦(戸次重幸)が、比嘉優子(仲間由紀恵)に「こちらの集落は清明祭をやるそうですね」と声を掛ける場面があります。

  「清明祭(しーみー)」は、旧暦3月の「清明の節」に行う、中国が起源の祖先を供養する墓前祭です。18世紀半ばに年中行事の一つとして、首里士族を中心に広まり、地方や農村でも行われるようになりました。家族や親戚が墓前に集まり、ごちそうを囲んで、ときに歌を歌い故人をしのびます。親戚同士の親睦を深め、家の歴史を子どもたちに伝えていく場でもあります。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?