22日に那覇市内で開かれた沖縄振興拡大会議に出席した中山義隆石垣市長が、沖縄復帰50周年記念式典などで政府に批判的な言及を控えるよう玉城デニー知事に求める場面があった。
中山市長は県への要望として発言し、5月15日に国と県で共催する復帰記念式典の知事あいさつについて、「例えば『辺野古』とか政府を批判するような文言が入ってしまうと、せっかくのお祝いの式典なのに『沖縄はこんな時に何を言ってるんだ』と他都道府県から批判の対象となる」と述べた。
これに対し、玉城知事は「承っておきたい」と述べるにとどめた。
発言で中山市長は、沖縄の米軍基地負担は過重だと指摘した上で、「県と市町村は基地の負担軽減を要求しないといけない。今後、他の都道府県に引き取ってもらわないといけない部分もあると思うので、ぜひ前向きに将来に向けた展望のあいさつにしてほしい」と自身の見解を示した。
(梅田正覚)
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