施設内療養312人最多 沖縄コロナ489人感染、2人死亡(4月26日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は25日、10歳未満から90代以上の489人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。月曜日としては4週間ぶりに500人を下回った。一方、高齢者や障がい者施設内で療養している人は24日夜時点で312人おり、過去最多を更新した。

  ▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 

 施設内療養者の内訳は高齢者施設が64施設で178人、障がい者施設が17施設で134人。高齢者施設では酸素投与を受けている人が11人いる。

 また、豊見城市の90代男性と、那覇市の70代男性の2人が亡くなったことが報告された。90代男性はワクチン接種歴不明で、70代男性は2回接種を受けていた。  新規感染者の年代別内訳は30代が88人と最も多く、10歳未満が87人、10代が85人、40代が70人と続いた。重点医療機関における医療従事者の休業状況は387人となった。

 米軍関係は23~25日分がまとめて報告され、計189人だった。米側はいずれの日の分も基地別の内訳は示していない。

 県は26日に新型コロナ対策本部会議を開く。

(知念征尚)

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