沖縄コロナ、病院でクラスターも 県内病床使用45%、本島53%(4月27日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は26日、10歳未満から90代以上の1418人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県立北部病院で24日以降、5人が感染するクラスター(感染者集団)を確認したことも報告した。

▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 

  県全体のコロナ専用の病床使用率は45・8%、重症者用病床使用率は6・0%となっている。病床使用率を圏域別にみると、本島が53・0%、宮古が3・0%、八重山が20・5%となっている。県の宮里義久感染対策統括監は「制限措置がない状態でゴールデンウイークに入るが、症状がある人は外出を控えるなど、一人一人が対策して感染を広げないようにしてほしい」と呼び掛けた。

 年代別では10代が298人と最多で、続いて10歳未満が264人、30代が230人、40代が174人となっている。 推定感染経路は家庭内が403人、友人知人が137人、職場内が62人、施設内が50人、飲食が9人、その他が6人、調査中が751人となっている。

 米軍関係の感染者は嘉手納基地20人、キャンプ・フォスター8人、キャンプコートニーとトリイ通信施設で各3人など、計38人と報告があった。(中村優希)


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