沖縄県の城間幹子那覇市長は2日午前、11月15日の任期満了をもって引退し、次の市長選には出馬しない意向を与党市議に伝えた。同日午後の定例会見で正式に表明する。
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市議会与党の幹部によると、城間氏は「余力があるうちに後進に引き継ぎたい」と話したという。後継の指名はせず、「(城間氏を支える)『オール沖縄』の皆さんで考えてほしい」との考えを示したという。
城間市長は与党3会派の幹部と市役所で面談し、今期限りで引退する意向を伝えた。城間氏の意思が固いため、与党側から引き留めなかったという。
後継候補の選考は現時点で「白紙」という。
面談後、会派「ニライ」会長の多和田栄子市議は「4月中旬に『3期目も頑張ってほしい』と伝えたが、今回は意思が固かったので『おつかれさまでした』と伝えた」と話した。
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