【ちむどんどん第21話】ドル・ショックで便乗詐欺も 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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沖縄で開かれた「ちむどんどん」の取材会でインタビューに応じる竜星涼=2021年12月11日、うるま市

 ちむどんどん第21話では、暢子(黒島結菜)の兄・賢秀(竜星涼)が、信じた投資話がドル・ショックを利用した詐欺だと分かり、荒れに荒れます。

 沖縄では当時、実際にドル・ショックに便乗した詐欺もありました。那覇市内では1971年、男が「復帰するとドルの価値は暴落する。今のうちに金に替えた方が得」と、メッキの指輪を7~8ドルで売りつける詐欺が横行しました。琉球新報は1971年8月29日付で、「ニセの金指輪にご注意」の見出しで注意を呼び掛けました。

 また、本土から取り寄せた「美顔器」を販売する名目で会社を設立し、美顔器の販売料と権利金をだまし取る詐欺や、架空の本土出張所のコンサルタント会社社員を名乗りコンサルタント料金をだまし取る詐欺など、「本土」という単語の響きを利用した詐欺もあったようです。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?