漂着の燃料タンク、米軍関係者らが回収 沖縄・東村の海岸


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漂着した燃料タンクを貨物車に運び込む米軍関係者ら=1日午後0時40分ごろ、東村の宮城海岸(岩切美穂撮影)

 【東】米海軍原子力空母ロナルド・レーガン艦載機のFA18Eスーパーホーネットが沖縄近海約27・8キロの海上に投棄した外部燃料タンクが、5月30日に沖縄県東村宮城の海岸に漂着した件で、米海軍関係者とみられる十数人が1日午後0時半ごろから回収作業を開始した。米海軍関係者らは空の燃料タンクを担ぎ上げ、同日午後1時前に貨物車に乗せて回収した。

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 沖縄防衛局によるとタンクは長さ5・3メートル、幅約80センチ。5月30日に東村宮城の海岸に漂着したのを住民が発見した。5月31日には海軍関係者とみられる2人が現場に臨場し、タンク周辺に規制線を張ったが、1日午前の満潮時に簡易的な支柱が倒れたため規制線も撤去され野ざらしの状態だった。

 在日米海軍司令部は本紙の取材に対し、米海軍の投棄を認めた上で「(投棄したのは)空の外部燃料タンク」だと説明した。漂着現場では1日もかすかにオイル臭が漂っていた。

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