気象庁は18日午後2時59分までに、名護市、国頭村、大宜味村、恩納村、宜野座村に土砂災害警戒情報を発表した。午後3時現在、本島北部には大雨洪水警報が発表されている。タピックスタジアム名護で行われていた「第104回全国高校野球選手権沖縄大会」第1日目の第2試合北山ー糸満は、雨天のため20日に順延になった。
名護市の大東区では、道路の一部冠水も発生。住民らによると、冠水は午後2時ごろから始まった。一旦は引いたが雨足が強まると共に側溝などからも水が溢れ出した。午後4時半ごろには、道路は高さ30センチ程まで冠水していた。
大東区の男性(50)は「みるみるうちに水位が上がっていった」と話した。
沖縄気象台は、降り続く大雨の影響で警戒対象地域の危険度が高まっているとして、市町村から発表される避難指示などの情報に注意するよう呼び掛けている。
沖縄本島地方では、18日夕方にかけて多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込み。
本島北部では、18日夜のはじめ頃まで、土砂災害に警戒が必要としている。
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