【ちむどんどん第55話】島バナナとは 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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花のつぼみ(下)と実を付けた島バナナ

 ちむどんどん第55話では、シェフ代行を任された暢子(黒島結菜)が、厨房の仲間に対して「ごめんなさい」と、これまでの意固地な態度を謝る場面から始まりました。「男とか女とか関係なく、お客様の笑顔のため、できることを精いっぱいやります」と宣言した暢子に、仲間はほほ笑みを返し、厨房は活気を取り戻します。一方、やんばるでは良子(川口春菜)が教員に復職しました。別居状態の夫・博夫(山田裕貴)が島バナナと思われる小ぶりなバナナを手に、良子と娘の晴海の様子を伺いに、比嘉家を訪れていました。島バナナとはどんなバナナでしょう。

 島バナナは、フィリピンから小笠原を経て、明治21年(1888年)に沖縄に伝わったといわれています。 独特な風味と甘みがあり、1970年代後半に、観光客に人気の沖縄果実の一つになりました。観光客需要を受け、石垣市では1979年、果樹類の中で島バナナが面積も生産高もトップになりました。石垣市農水課によると1977年の栽培面積は2ヘクタール、78年は6ヘクタール、79年は10ヘクタールと急増しました。佐敷町(現在の南城市)も生産に力を入れるなど、本島でも生産量増加の兆しがありましたが、モンキーバナナの流通などもあり、1980年代後半からは、生産量は次第に減少していったようです。

 ちなみにバナナの花言葉は「風格」です。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

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