沖縄でオミクロン株の派生型「BA・2・12・1」を初確認(6月28日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は27日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型の「BA・2・12・1」の感染者1人を県内で初めて確認したと発表した。同派生型は米国を中心に広がっており、国内各地でも確認され始めている。別のオミクロン株派生型「BA・5」も新たに9人から検出された。BA・5の県内での確認は計13例となった。いずれの派生型も従来のオミクロン株に比べ、感染力が強いとされる。

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 県が13日から22日に採取した228検体を県環境衛生研究所がゲノム解析し、派生型を確認した。県によると、BA・2・12・1は南部保健所管内に住む70代女性、BA・5は10歳未満~40代の男性3人、女性6人から検出された。中部保健所が7人、南部保健所と那覇市保健所管内が各1人。中部保健所の3人は家庭内感染で、それ以外の6人と、BA・2・12・1の感染者の感染経路は調査中。県は、市中感染の可能性もあるとみて動向を注視している。

 BA・5は県内では20日にも中部保健所管内で男女4人の感染が確認された。この4人と27日発表の9人との関連は今のところ確認されていない。

 県が27日に発表した新規感染者は603人。年代別では10代が最多の125人、10歳未満が105人、30代が94人、40代が84人などと続いた。

 米軍の新規陽性者は25人で施設別の内訳は不明となっている。 (中村万里子)


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