【ちむどんどん第63話】沖縄のエイサー 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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3年ぶりに開催されたエイサーナイトで躍動する青年会の二才達(にせた・若者たち)

 ちむどんどん第63話では、良子(川口春奈)が、久しぶりに別居中の夫・博夫(山田裕貴)の元を訪ねます。良子は博夫に悩みを打ち明けて、明るさを取り戻します。神奈川県の横浜鶴見では、旧盆に向けてエイサーの練習が始まっていました。エイサーの太鼓を遠くに聞きながら、「あまゆ」では、暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)が急接近するのでした。沖縄県民がちむどんどんさせられる代表的なものの一つが「エイサー」です。エイサーとはどんなものでしょう。

 エイサーは主に旧盆に先祖を迎え、またあの世へ送り出す供養の意味を込めて踊られます。約400年前に袋中上人が伝えた「念仏踊り」が起源とされています。「エイサー」の語源は、もともと沖縄にあった集団舞踊の「エサオモロ」からだという説や、はやし(エイサー、エイサー、スリサーサー)からきているという説があります。

 戦前まで各地域の民俗芸能として根付いていたエイサーは、戦時中に一時、中断。戦後は1956年に旧コザ市(現沖縄市)で「全島エイサーコンクール」が開催されたこともあり、念仏歌に合わせた踊りから、太鼓エイサーが主流となっていきます。見物客に披露するために隊列に工夫を凝らしたり、技を開発したり、オリジナルの楽曲を用いたりと、鑑賞する芸能として発展し、今に至ります。

【動画あり】夏太鼓にちむどんどん!3年ぶりエイサーナイト 沖縄市


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?