【ちむどんどん第65話】黒砂糖でひらめき 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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黒砂糖

 ちむどんどん第65話では、愛(飯豊まりえ)が企画するファッションに関する新聞紙面連載についての話し合いが、恋人の和彦(宮沢氷魚)と暢子(黒島結菜)、智(前田公輝)も参加し、「あまゆ」で開かれます。議論が煮詰まったところ、暢子の「黒砂糖食べよう。頭の疲れが取れるかも」との言葉で、皆で黒砂糖をかじりました。やがて妙案がひらめき、無事に企画は完成したのでした。ことし(2022年1月)に黒島さんがアンバサダー(大使)に任命されたことも記憶に新しい、黒砂糖とはどういったものでしょうか。

 黒砂糖は、沖縄の基幹作物であるサトウキビの搾り汁を煮詰めて固めたものです。かつて県内には数百の黒糖工場がありましたが、白砂糖(精製糖)の需要が高まったため、1970年代から黒糖工場は減少の一途をたどりました。現在、黒糖工場があるのは伊平屋、伊江、粟国、多良間、小浜、西表、波照間、与那国の八つの離島だけになっています。

 サトウキビの全成分を濃縮した純黒糖は、ビタミンやミネラルの栄養素が豊富に含まれ、血圧を下げる作用があるカリウムは白砂糖に比べて550倍多く含まれるといわれています。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

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