【ちむどんどん第66話】あのビールの名前は… 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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1956年5月16日に琉球新報に掲載されたオリオンビールの広告

 ちむどんどん第66話では、和彦と愛の今後に触れたり、智(前田公輝)が結婚観について語ったりと、居酒屋「あまゆ」で暢子(黒島結菜)と智、和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)が、酒席を囲む場面が2度ありました。2度とも飲まれていたのが、赤い南十字星とシーサーのロゴが書かれた「クロススタービール」でした。沖縄生まれのビールと言えば、クロススターと同様に星座の名前を冠した「オリオンビール」ですね。

 オリオンビール(創業当初は「沖縄ビール株式会社」)は1957年に具志堅宗精氏(故人)が中心となり設立しました。オリオンビールの名前は、同年11月1日に新聞紙面に広告を掲載して募集し、集まった2500通余りの中から決まりました。59年5月17日に「オリオンビール」第1号を販売。販売前にも、宣伝ポスターや宣伝標語を県民に募るなど盛んにPR活動を展開します。販売時のPRポイントは①ドイツ産のホップ・モルトを100%使用②ビールに最適な優良な水③機械設備は世界の最高水準-でした。宣伝活動のかいもあり、工場のある名護でちょうちん行列が行われるなど、県内はオリオンビールブームに沸きました。今や最も知名度のある県産品の一つとなっています。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?