沖縄知事選、下地幹郎氏が出馬意欲 きょう後援会へ説明か


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下地幹郎氏

 9月11日投開票の沖縄県知事選について、下地幹郎前衆院議員(60)が出馬に意欲を示し、体制構築に向けた準備を進めていることが11日までに分かった。複数の関係者によると、12日に後援会幹部を集めた会合を予定。対外的には、近く正式に発表する方向で調整している。下地氏の事務所は、取材に対して「現時点で決まっていることはない」と述べるにとどめた。

▼前回の沖縄県知事選の結果は…

 関係者によると、下地氏は現在訪米中で、後援会との会合はオンラインでつなぎ、自身の考えを説明するとみられる。別の関係者によると、街宣活動に向けた車両の申請書などを県警に提出しているという。一方、後援会の内部には知事選出馬に対して、慎重論も根強く、立候補できる環境が整うのかは流動的な要素が残る。

 投開票まで残り2カ月となった県知事選には、「オール沖縄」が支援する現職の玉城デニー氏、自民が支援する前宜野湾市長の佐喜真淳氏が既に立候補を表明している。下地氏が立候補すれば、事実上の三つどもえ選挙となる可能性がある。 (池田哲平)


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