下地幹郎氏、沖縄知事選への出馬を表明 動画公開、オール沖縄や自民と異なる立場


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米ホワイトハウス前からの動画で沖縄県知事選への出馬を表明する下地幹郎氏(動画投稿サイト「YouTube」から)

 郵政民営化・防災担当相の経験もある前衆院議員の下地幹郎氏(60)は13日朝、9月11日投開票の沖縄県知事選に出馬することを動画投稿サイト「ユーチューブ」で表明した。米国のホワイトハウス前で撮影した動画を公開し、「全てをかけて沖縄の全ての課題を解決していく。その役割をやらせてほしい」と述べた。

 下地氏は「オール沖縄」や政権与党の自民とは異なる立場で、沖縄の課題解決を進める姿勢を強調した。

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設については、現在埋め立てが完了した場所だけを認め「軟弱地盤の工事はさせない」と述べた。鹿児島県西之表市の馬毛島を活用して、普天間飛行場の危険性除去を図るとした。

 教育費無償化など子どもへの政策を進めるとしたほか、民間活力による社会資本整備などを通じた沖縄振興に取り組む考えを示した。

 県知事選にはオール沖縄が支援する現職の玉城デニー氏、自民が擁立する前宜野湾市長の佐喜真淳氏が既に立候補を表明している。

▼前回の沖縄県知事選の結果は…

 下地幹郎氏(しもじ・みきお) 1961年8月生まれ、宮古島市出身。中央学院大卒。1996年に衆院議員に初当選し、通算6期務め、郵政民営化・防災担当相などを歴任した。2021年10月の衆院選で落選した。


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