ちむどんどん第75話では、暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)が婚約しました。
暢子と海で偶然出会った和彦は、嘉手苅(津嘉山正種)が遺骨収集を続ける理由を語り聞かせます。そして、暢子の手を握り「僕はこの手を絶対に話したくない。嘉手苅さんの分まで、絶対に」と暢子を見つめます。
暢子は両親への感謝と、戦争で亡くなった人たちへの分まで幸せになる決意を語ります。そして、「うちと結婚してください」と応じ、婚約が成立したのでした。
2人はまた第71話に登場したバスに乗り、東京へ帰るのでしょう。
さて、今週放送された山原編は、里帰りした暢子が、「沖縄の道路も左側通行になったんだね」とバスを見送る場面から始まりました。
沖縄の交通方法が、アメリカ世の「人は左、車は右」から、復帰を経て大和世の「人は右、車は左」方式に変わった出来事は、「730(ナナサンマル)」と呼ばれています。「一国内同一交通」という本土との制度的一体化を図るために実施された730は、「最後の復帰処理」とも評されました。
7月30日午前6時に一斉に交通方法の切り替えが行われましたが、切り替え直後は誤って右側を走るドライバーが後を絶たず、混乱が続きました。