【ちむどんどん第75話】730(ナナサンマル) 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
【写真説明】 730の前日に行われた道路標示の切り替え作業を見守る群衆=1978年7月29日夜、沖縄県那覇市のむつみ橋交差点

 ちむどんどん第75話では、暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)が婚約しました。

 暢子と海で偶然出会った和彦は、嘉手苅(津嘉山正種)が遺骨収集を続ける理由を語り聞かせます。そして、暢子の手を握り「僕はこの手を絶対に話したくない。嘉手苅さんの分まで、絶対に」と暢子を見つめます。

 暢子は両親への感謝と、戦争で亡くなった人たちへの分まで幸せになる決意を語ります。そして、「うちと結婚してください」と応じ、婚約が成立したのでした。

 2人はまた第71話に登場したバスに乗り、東京へ帰るのでしょう。

 さて、今週放送された山原編は、里帰りした暢子が、「沖縄の道路も左側通行になったんだね」とバスを見送る場面から始まりました。

 沖縄の交通方法が、アメリカ世の「人は左、車は右」から、復帰を経て大和世の「人は右、車は左」方式に変わった出来事は、「730(ナナサンマル)」と呼ばれています。「一国内同一交通」という本土との制度的一体化を図るために実施された730は、「最後の復帰処理」とも評されました。

 7月30日午前6時に一斉に交通方法の切り替えが行われましたが、切り替え直後は誤って右側を走るドライバーが後を絶たず、混乱が続きました。

 


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?