沖縄コロナ5253人感染 施設療養1609人最多に(7月30日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は29日、10歳未満から100歳以上の5253人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県全体の病床使用率は88・7%だった。高齢者や障がい者の施設内療養は224カ所計1609人で、過去最多となった。

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 施設内療養の内訳は、高齢者施設が178カ所計1421人、障がい者施設が46カ所計188人だった。

 年代別の感染者数は、40代が858人と最多。30代が778人、10歳未満が759人、10代が684人と続いた。

 圏域別の病床使用率は本島が96・9%、宮古が31・8%、八重山が65・0%だった。午前11時時点での入院待機ステーションは、稼働中の31床に対し、13床が埋まっている状況。8月1日からの応援看護師の受け入れに向けて県は、シフトの調整にあたる。

 また、県は日曜・祝日に地域の病院で発熱外来や小児科が対応する場合協力金を交付している。31日は石垣市1カ所と本島8カ所の計9カ所が対応予定。日曜・祝日対応の医療機関リストは県のホームページに掲載する。

 (金盛文香)

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