コロナ発生届けに大幅遅れ 陽性通知後1週間連絡ない人も 沖縄県が一部検査業者に報告要求


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 沖縄県の助成を受けて無料のPCR検査を行っている事業者の一部で、陽性者が確認された際に県に提出する発生届の提出に大幅な遅れが出ているとみられることが29日までに分かった。発生届の提出に必要な医師による問診が間に合っていない可能性がある。県ワクチン接種・検査推進課の担当者は「特定の事業者に関する問い合わせが特に多い」との認識を示した。1週間程度の遅れがみられる事例もあるといい、県は「目詰まりが起きていないか再度報告を求めている」とした。

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 同検査事業者のコールセンターへの電話もつながりにくく、体制を強化するよう継続的に指導してきたとした。

 21日に那覇市内で検査を受けた女性(29)は、検査場から22日に陽性の通知を受けたが、その後医師の問診がない。県から健康観察ツール「マイハーシス」も届かない状態が続いている。22日に発熱や関節痛があり、その後せきやたん、鼻水があった。25日以降熱は収まったが、29日昼現在、まだ連絡がないと話す。

 「重症化していないのでまだいいが、どこからも連絡がなく不安だった」と語った。「医療保険の給付を求めたくても、証明ができない。県の補助を受けて運営しているのに、ずさんだ」と疑問視した。

 (知念征尚)

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