4年に1度、オランダで開催される「世界音楽コンクール」に日本代表として出場した沖縄県立西原高マーチングバンド部が現地時間の7月31日、ショー部門の「チャンピオンシップ」で優勝した。大会ハイライトとなる部門で、チャンピオンシップは同部門の最高峰。2位に3・52ポイント差をつけ栄冠を勝ち取った。
大会は「音楽のオリンピック」と呼ばれ、西原は1997年の初出場から2017年の前回大会まで毎回、金賞を獲得している。01年、05年、17年は最高賞のベストインターナショナル賞を獲得した。21年大会は、新型コロナの影響で延期されていた。
西原町内の有志で結成した世界大会に送る会の前野恒宏会長は「コロナ禍で練習も制限される中、よく頑張った。多くの県民や企業から寄付が寄せられた。最高の形で恩返しできたと思う」と喜んだ。
(嘉数陽)
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