沖縄県は8日、10歳未満から100歳以上の2608人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。60代~90歳以上の男女4人が感染後に死亡したと報告した。7日発表の感染者数は4277人だった。
新規感染者は前週の同じ曜日と比べて651人減少しているが、直近1週間の数の前週比は1・0倍。県感染症総務課の城間敦課長は「感染の勢いは少し抑えられているが、まだまだ感染は続くとみている。医療者の休業も多く、まだ警戒は必要だ」と述べた。
年代別では30代が450人と最多で、続いて10歳未満が410人、40代が406人などだった。県全体の病床使用率は85・6%で圏域別では本島93・1%、宮古42・4%、八重山53・3%だった。
社会福祉施設での感染で、県対策本部が支援に入っているのは高齢者施設182カ所、障がい者施設41カ所の計223カ所だった。施設内療養者は計1572人で、内訳は高齢者施設1443人(酸素投与73人)、障がい者施設129人(同7人)だった。
重点医療機関の医療従事者で、感染などで欠勤している人数は1193人。米軍関係の感染は14人だった。 (嘉陽拓也)
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