沖縄県は10日、10歳未満から100歳以上の5063人が新型コロナに感染したと発表した。また、30代男性や40代女性など計5人の死亡も報告した。
県によると、30代男性は7月23日に陽性が判明し、同日午後6時半頃まで別居する家族と電話で連絡を取り合っていたという。同6時40分に家族が家を訪ねたところ容体が急変しており、心停止の状態で搬送された病院で死亡が確認されたという。基礎疾患はない。
40代女性は基礎疾患があり、7月17日に陽性が判明して入院したが同27日に亡くなったという。
10日の入院患者は665人で病床使用率は87・3%で圏域別では本島92・9%、宮古59・1%、八重山58・3%となっている。
社会福祉施設内の感染により、県対策本部が支援に入っている施設は221カ所だった。施設内療養者は計1299人で、内訳は高齢者施設1182人(酸素投与68人)、障がい者施設117人(同3人)だった。
県は7月25日から8月2日に採取した320検体のうち、感染力の強いオミクロン株の派生型「BA・5」の推定割合が87・5%(280検体)だったと発表した。
米軍関係の感染は53人だった。
(嘉陽拓也)
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