ちむどんどん第92話は、暢子(黒島結菜)が沖縄料理店開店のため、物件探しなどの準備を着々と進めます。しかし、賢秀(竜星涼)がネズミ講に手を染めてしまうなど心配な出来事も描かれました。一方、やんばるでは良子(川口春奈)が学校給食の残飯率と、娘の晴海の野菜嫌いに頭を悩ませていました。晴海が野菜を食べられるようにするために、優子(仲間由紀恵)が考えたのが、晴海を畑に連れて行くことでした。優子は、モーウイ(アカウリ)やハンダマなどがならぶ畑を前に晴海に「畑とお話しして、何がおいしいか聞いてみようね」と優しく声をかけます。
今週はさまざまな島野菜の登場が期待されますね。今日はハンダマについて紹介します。
ハンダマは和名をスイゼンジナという、キク科の多年生草木です。濃緑色の葉で裏側が紫色をしています。スイゼンジナと言う名前は、日本本土に1756年ごろに渡来し、熊本県の水前寺地方で栽培されていたことに由来します。沖縄では年中収穫でき、ビタミンも豊富なことから、家庭菜園で育てている家もよく見られました。あえ物や汁物として使用されるほか、卵とも相性が良いようです。