沖縄県は27日、10歳未満から90歳以上の2898人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週と同じ曜日から1043人減少し、直近1週間の前週比は0・80倍で、5日連続で1倍を下回った。
年代別では40代が461人と最多で、30代426人、10歳未満425人と続いている。入院患者は504人で病床使用率は63・4%。圏域別では本島72・9%、宮古16・7%、八重山8・3%だった。
県感染症総務課の城間敦課長は「新規感染の勢いはだいぶ収まっているが、本島の病床使用率は7割を超えており、医療逼迫(ひっぱく)は続いている」と説明。夏休みが明けて学校が再開することに伴い、10代以下の感染再拡大を「警戒しないといけない」と付け加えた。
施設内感染などで県が支援に入っている社会福祉施設は157カ所。施設内療養者は計881人で打ち分けは高齢者施設707人(酸素投与36人)、障がい者施設は174人だった。
米軍関係の感染は13人だった。
(嘉陽拓也)
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