【ちむどんどん第103話】沖縄のごみ袋事情 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


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沖縄市の指定ごみ袋

 ちむどんどん第102話では、上京した歌子(上白石萌歌)が暢子(黒島結菜)の沖縄料理店の開店準備を手伝います。温かい人柄の歌子は、少しトゲがある性格の矢作(井之脇海)の心も解きほぐしていきます。しかし、あまゆの常連客の心ない言葉を耳にしてしまい、智(前田公輝)への態度を硬化させていくのでした。物語冒頭、ごみ袋を探す歌子に、矢作が優しく声をかけます。見つかった黒いごみ袋にどこか懐かしさを感じますね。

 今日は沖縄のごみ袋事情を紹介します。沖縄県内では1975年に糸満市が他市に先駆けて、有料の指定ごみ袋を導入しました。1990年代始めに、ごみの増加が問題視され、黒いごみ袋から透明のごみ袋、やがて有料の指定ごみ袋を導入する流れができました。

 ちなみに沖縄県内11市の有料の指定ごみ袋を導入した時期、2022年8月現在のごみ袋の値段(可燃ごみ45リットル、10枚入り)は次のようになっています。

 那覇市(2002年、330円)/宜野湾市(2004年、300円)/石垣市(2003年、250円)/浦添市(1995年、250円)/
名護市(2009年、270円)/糸満市(1975年、250円)/沖縄市(2000年、250円)/豊見城市(2003年、216円)/うるま市(2005年※05年に2市2町が合併し誕生、合併時より実施、300円)/宮古島市(2007年、300円)/南城市(2006年※06年に1町3村合併し誕生、合併時より実施、250円)


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?

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