ちむどんどん第103話では、ついに暢子(黒島結菜)の沖縄料理店「ちむどんどん」がオープンします。オープン前日、和彦(宮沢氷魚)は暢子に、祝いの席などに振る舞われる「イナムドゥチ」を作ってあげます。無事迎えたオープン初日、顔見知りの人たちが次々と来客し、店は活気に包まれるのでした。和彦が作った「イナムドゥチ」はどんな料理なのでしょうか。
イナムドゥチは、短冊切りにした豚の三枚肉、コンニャク、カマボコ、それから千切りにしたシイタケなどが入った、みそ汁の一種です。甘くこくがある、白みそを用います。琉球王朝時代、中国からの使者をもてなす料理としても出されました。名前の由来は、猪の肉から豚肉を使うようになり、「猪もどき」がなまって「イナムドゥチ」と名付けられたといわれています。
ちなみに、同様の具材で塩としょうゆで味をつけた「シカムドゥチ(鹿もどき)」という汁物もあります。