【宜野湾】任期満了に伴う宜野湾市長選は11日、投開票され、現職の松川正則氏(68)=自民、公明推薦=が、「9・29県民大会の会」会長で無所属新人の仲西春雅氏(61)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=を破り、当選を確実にした。
政府与党が推した松川氏が宜野湾市で勝利したことで、政府は普天間飛行場の辺野古移設の強硬姿勢を維持することが確実視される。
松川氏は、新型コロナウイルス禍によって落ち込んだ経済の再生を最重要政策に掲げるなど、市民生活を重視する姿勢で浮動票を獲得した。辺野古への移設を容認している普天間飛行場問題では、一日も早い閉鎖返還や危険性の除去、進行中の跡地開発などを訴え、支持を得た。
松川正則氏(まつがわ・まさのり) 1953年9月生まれ、宜野湾市野嵩出身。琉球大短期大学部卒。市職員を経て、2018年9月の市長選で初当選。
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