沖縄コロナ453人 6人死亡 2カ月ぶり500人下回る きょうから本島「医療フェーズ5」に引き下げ(9月13日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は12日、10歳未満から90歳以上の453人が新たに新型コロナウイルスに感染したほか、60~80代の男女計6人が感染後に死亡したと発表した。新規感染者が500人を下回るのは6月20日以来。

 新規感染者の減少傾向が続くことから本島の医療体制については、一般医療を制限してコロナ病床を確保してきた「緊急フェーズ1」から、警戒レベルを下げて通常の「医療フェーズ5」に引き下げると発表した。適用は13日から。宮古と八重山はすでに医療フェーズ4に引き下げられている。

 宮里義久感染対策統括監は本島の入院患者が6日から1週間で66人減少し、12日は317人となったと説明。入院患者数が医療フェーズ5の目安となる181~450人の範囲にとどまり、今後も急激な増加見込みもないため、判断したという。一方で、11日に投開票された各種選挙により人の流れが活発になったため、引き続き感染状況を注視するとした。

 12日の病床使用率は県全体で46・9%で、圏域別では本島53・3%、宮古と八重山はそれぞれ16・7%だった。

 県は同日、7~8月に那覇市内の社会福祉施設で起きたクラスター(感染者集団)8例も報告した。 

(嘉陽拓也)

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