【ちむどんどん第114話】来店したジョン・カビラさんと川平朝清さん 朝ドラ「ちむどんどん」キーワード集【ネタバレ注意】


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
キャラクシー賞の受賞式で一緒に登壇する川平朝清さん(左)とジョン・カビラさん=2022年6月、東京都のセルリアンタワー東急ホテル

 ちむどんどん第114話では、暢子(黒島結菜)の店「ちむどんどん」が営業を再開しました。賢秀(竜星涼)の養豚場のブタ肉をはじめ、素材の味を生かした味付けや、心のこもったメニュー表など、改善策が功を奏してお店は大繁盛。再会から1カ月が過ぎようとしたころ、お店は知らないお客さんで満席になりました。

 活気あふれる店内には、同作のナレーションを務めるジョン・カビラさんと、川平朝清さん親子の姿も見られましたね。お二人はどんな人でしょう。
 
 ジョン・カビラさんは那覇市首里崎山町出身。1958年に川平朝清さんと米国人の母の長男として生まれました。1972年、復帰の年に家族で上京しました。バイリンガルで、テンポと機知に富んだ語りが人気を博していますね。2020年には父・朝清さんとの対話番組「J―WAVE SELECTION GENERATION TO GENERATION~STORIES OF OKINAWA~」で日本民間放送連盟賞ラジオ部門グランプリを受賞しています。

 川平朝清さんは1927年台湾で生まれ、46年に帰沖します。49年、アメリカ軍政府民間情報教育部が管理するラジオ局、琉球放送局AKARで、戦後沖縄初のアナウンサーとして第一声を発しました。米国留学を経て琉球放送でテレビ開局や経営に携わり、67年には沖縄放送協会の会長に就任。72年の日本復帰と同時に東京のNHKへ転勤となり、沖縄を離れ、後に昭和女子大教授や副学長、副理事長を務めました。2022年には第59回ギャラクシー賞の志賀信夫賞を受賞しました。


>>【まとめ】ちむどんどんキーワード集

▼ちむどんどんってどんな意味?

▼復帰前の沖縄、映画館と遊園地はなかった?

▼意味深な民俗学者の一言「19年の空襲で…」って?

▼「とうしんどーい!」って何? 沖縄県民には結婚式や旧盆でおなじみの曲

▼「まーさん」と言えば…ピンクと黄色のあのマーク?

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