値上げの後に「やっぱり」値下げ ステーキ1400→1200円、来月から


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米国産牛肉のミスジを使った看板商品「やっぱりステーキ」(提供)

 飲食事業を展開するディーズプランニング(那覇市、義元大蔵社長)は、運営する「やっぱりステーキ」の看板商品「やっぱりステーキ(ミスジステーキ150グラム)」を、10月1日から現行の税込み1400円から1200円に値下げする。同社の広報担当者は「円安や物価上昇で外食離れが進む今こそ、1人でも多くの方においしいステーキを食べて元気になってもらいたい」と思いを語る。

 同社が10月1日から実施する価格改定に伴うもので、一部メニューは値上げとなる。

 広報担当者によるとミスジは希少部位の「ウデ肉」で、同社では米国産にこだわっている。原材料価格が高止まりする中、昨年5月以降は特に輸入牛肉の価格高騰が顕著となり、ピーク時には仕入れ価格が1・8倍に跳ね上がった。ステーキは原価率が高いため同社はミスジステーキの価格を千円から昨年1200円に、さらに今年2月に1400円へと引き上げたが「値上がりしてもやっぱりミスジが食べたい」と来店する多くのファンの声に応え、価格見直しに踏み切った。
 担当者は「沖縄発祥のステーキ店として原点回帰した。当店自慢の味を楽しんでほしい」とPRした。 (当銘千絵)

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