【動画あり】那覇市長選、翁長雄治氏が出馬会見「日本一子育てができる街に」 辺野古新基地に反対


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会見で那覇市長選への立候補を表明する翁長雄治氏=25日、那覇市内

 10月23日投開票の那覇市長選挙に向け、「オール沖縄」勢力が擁立した新人で前県議の翁長雄治(たけはる)氏(35)が25日、那覇市内で会見を開き、改めて立候補を表明した。翁長氏は故翁長雄志前知事(前那覇市長)の次男。翁長氏は「那覇を日本一子育てができる街にする」と述べ、子ども関連政策に最も力を入れる考えを示した。

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 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設については反対の立場を示し、争点の一つになるとの考えを示した。「辺野古の問題は国全体の問題なのに、政府が沖縄の問題だと矮小化している。沖縄の政治家が他市町村のことは関係ないと言うことは政府の矮小化を認めてしまうことだ」と指摘した。

 どのように政府と向き合い予算を獲得するかについては「そもそも政府と協調しないと予算がこない状況はおかしい。予算を最大限活用しながら市民との協働で政策をつくる」とした。

 現市政については「基本的に城間幹子市長の系譜を歩んでいく」と述べ、城間氏の応援について「本人の決断を見守りたい。一緒にやっていきたい」とした。

 会見には玉城デニー知事らも同席した。那覇市長選には無所属新人で前副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=も立候補を予定しており、一騎打ちとなる見通し。
 

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