「沖縄の皆さんに本土からごめんなさい」辺野古巡るひろゆきさんの発言 RKB毎日放送の解説委員がラジオ番組内で「謝罪」


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RKB毎日放送の神戸金史解説委員(提供)

 「沖縄の皆さんに本土からごめんなさい」。名護市辺野古の新基地建設抗議運動を巡るひろゆき(西村博之)さんの言動を受け、RKB毎日放送(福岡県)の11日のラジオ番組が反響を呼んでいる。同局の神戸金史(かんべかねぶみ)解説委員が沖縄の歴史に触れつつ「本土に生まれた者として謝りたい」と謝罪し続けた。

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 神戸さんは放送内で「謝りたいこと」として東村高江の米軍ヘリ発着場建設での「土人発言」や、1995年の少女乱暴事件などを例示した。沖縄戦で沖縄を本土決戦前の時間稼ぎの「捨て石」と位置付けたこと、薩摩が琉球を支配し搾取してきた歴史など11項目を挙げた。

 名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、ひろゆきさんが抗議日数の看板について「0日にした方がよくない?」などと投稿したことに「不毛」「『無神経』な発言」と批判した。ひろゆきさんの投稿がネット上で「いいね」を集めていることには「沖縄の人たちの心に傷を負わせているか。配慮は何もない」と憤った。放送では大分県で米軍演習に反対している人のインタビュー音声なども紹介した。

 神戸さんは本紙の取材に「(明治政府の)『分島・増約案』など、自分たちの都合で沖縄に負担を押し付けたことを並べた。山のようにあって申し訳ない(と思った)」と語った。

 リスナーからは「たくさんの『ごめんね』をありがとう」「復帰前に沖縄で『お前ら大和の人間に沖縄の何が分かるか』と言われたことが、今も胸に突き刺さっている」などのメッセージが寄せられたという。放送内容を書き起こした記事は、同局サイトなどに掲載されている。


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